先日、福岡に帰っていた時におじいちゃんのお参りに行ってきました。
起業したこと、そして会社を立ち上げたことを報告していなかったので、久々のお参りですね。
そこで、ちょっと思い出した話が色々あるので、お話させていただければなと思います。そのエピソードから、
・目標を設定することの大事さ
・後悔のない人生を歩んで欲しい
ということを、あなたに伝えたいです。
目次
おじいちゃんとの約束
おじいちゃんが亡くなったのは、僕が大学2年生の頃。ちょうど、アルバイト中でした。なので、もう、7〜8年前になりますねー。
実は、うちのおじいちゃんは僕が高校1年くらいの頃に植物状態になり、そこからずーーーっと目覚めないままだったんです。
そこから4〜5年も、ずっと目覚めないまま亡くなりました。
ただ、植物状態になる前におじいちゃんに行ってほしいと言われていた『福岡大学』になんとか合格することが出来ました。
だから、安心して眠ったのだろうなと、僕は勝手にそう思っています。
それが、その時おじいちゃんに出来る一番のじいちゃん孝行だったから、いつ亡くなるか分からなかったから、本当に必死でしたね。
でもボクは、頭の良い方ではありません。
少なくとも、勉強はできません。
中学時代、ようやく5教科250点が取れるか取れないかといったレベルです。
高校も、県内でもトップクラスに頭の悪い高校で、周囲にも勉強の出来る人がいませんでした。
全然勉強ができず、その高校に入らざるを得ませんでした。
そんな中、『福岡大学に行って欲しい』と言われたもんだから、さあ大変です(笑)
福岡大学は、レベル的には福岡県内でもトップクラスの私立大学です。
(つっても、東京にある並み居る私立大学と偏差値を比較すれば大したことないですが…)。
僕の高校から福岡大学に合格した人は年間で、片手で数えられるくらいです。
だから、まともに勉強したところでまず合格できないと、そう思っていました。
頭の悪い僕が、どうやって偏差値10も上・合格判定E判定の大学に合格したのか?
そこで、僕が利用したのは『推薦制度』です。
福大に合格するだけの学力は、まともに勉強してもまずつくことはないでしょう。
実際、高校時代は家に帰って毎日5〜6時間勉強したにもかかわらず、福岡大学の最終的な合格判定は”E(どう考えても無理)”でした(笑)
偏差値としても、10は上の大学なので、普通に行けばほぼ絶望的…。
でも、推薦制度を利用すれば面接+簡単な試験で合格出来ます。
そして、推薦制度をもらうためには高校で一定以上の成績を収める必要がある。
それがわかったら、ただひたすらに推薦をもらうために、学校でいい成績を残すために、勉強しました。
その結果、学校内では学年で5位以内に入ることが出来、推薦をゲットすることが出来ました。
そして、福岡大学に推薦入学することができたんです。
普通に受験していたら、まず受からなかったでしょう。
でも、それだけの強い想いがあったから…そして、自分の学力を把握していたから、頭を使い、自分なりに工夫し、目標に突き進むことができたんです。
どんなに難しい目標でも、達成できると思えた瞬間ですね。
そんな目標をくれたのは、気づかせてくれたのは、おじいちゃんのおかげ。
多分、意図していないとおもうけどw喜んでもらえたかなー。
あなたも、最近行ってないのであればたまにはお参りに行ってあげてくださいね。
PS:ただ一つだけ後悔していること
ただ一つだけ、後悔してることはあります。中学生になり、思春期になり、恥ずかしさからおじいちゃん家にあまり行かなくなったこと。
思春期って、そういうことありません?僕も例外なくそうだったんです。
で、あまり行かなくなったまま植物状態になってしまったので…それは本当に後悔しています。
その後悔が、「おじいちゃんの想いをなんとか叶えたい」という願望に昇華されたのだと思います。
人間、誰しもがいつ、何が起こるか本当にわかりません。
今、何かをしなければ本当に一生後悔するかもしれない。
あなたに、そうしたものはありませんか?
後悔する前に、行動してほしいと思う。
人間って、成功ではなくこうした後悔や失敗からはい上がった時、次のステージに進めるんだなあと本当に思います。